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世界昔ばなし「金の斧・銀の斧」
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    ある正直なきこりが、斧(おの)を持つ手を滑らせて、
    池に斧を落としてしまいました。
    困り果てていると、池の精が現れ
    「あなたの落とした斧はこれですか?」と金の斧を見せました。
    きこりは「違います。」と言うと、
    「では、これですか?」と銀の斧を見せますと、
    きこりは「それも違います。」と言いました。
    「では、これですか?」と池の精は、きこりが落とした斧を見せました。
    「ハイ、それです。」ときこりが言うと、
    池の精は、きこりの正直なのに感心して、
    三本すべてを、そのきこりに与えました。
    それを聞いた欲張りなきこりが、真似をして、わざと手を滑らせて
    池に斧を投げて待っていると、池の精が現れ
    「あなたの落とした斧はこれですか?」と金の斧を見せました。
    きこりは「ハイ、それです。」と言うと、
    池の精は、きこりの欲張りなのに呆れて、
    何も返してはくれず、欲張りなきこりは自分の斧も無くしてしまうことになりました。

    神様は正しい者には援助するが、不正を働く者には罰を与えるという寓話です。
    この続編を作りました。それから10年後のお話です。

    欲張りなきこりは、商売道具を無くしたので、
    きこりを廃業し、毎日ブラブラしていたが、
    たまたまイケメンだったことが幸いし、街でスカウトされ、
    道具のいらない役者になって成功するが、
    数年後に大麻で捕まり、仕事を干されたので
    毎日電話で「me、me、(俺々・・・外国なので)」と喋る商売に転進し、
    再び逮捕されたのだった。

    さて池の精の生活も一変していた。
    気前よく、持ち主の斧の外に、金と銀の斧を大盤振る舞いしたツケが回り、
    池の精の家は、経営が傾き、落ちぶれ果てていた。
    不正を働く者は許さない等と格好いいことを言いながら、
    その実、他人の持ち物の鉄の斧を、返しもしないで隠匿し、
    貯めては、鉄クズ業者に転売していたが、これにも限度があった。
    何しろ、事前のシュミレーションで鉄の斧の回収率が1万本の時、
    正直者は1/1万人のはずが、世の中案外、正直者が多かったのである。
    5千人に一人正直者が出てくると、採算割れなのに、間の悪い時は、
    3〜4人立て続けに、正直者が現れ、このビジネスは最早、破綻寸前だった。

    そして、例の正直なきこりの生活はもっと一変していた。
    何の苦労もせず、何の働きもしていないのに、
    いきなり金銀をタダで手に入れたからです。
    すぐさま先ず、金の斧を売っ払らい、
    豪華温泉付リゾート・マンションに移り住み、
    ポルシェを乗り回し、朝からドンペリを飲み、
    夜は三ツ星レストランでお食事をするというセレブになった。
    またたくまに、お金も使い果たしたが、
    ツイテいる時は、とことんツイテいるものである。
    今度は銀の斧を売っ払らったお金で、先物投資をしたら、
    これが又、大当たりをして、日々何もしないで食べて飲んで、
    メタボ記録の更新をし、やがて糖尿病になっていた。
    しかし、とうとうそのお金も使い果たす時がやってきたが、
    この正直なきこりには奥の手があったのだ。

    その頃、池の精は不機嫌であった。
    たまたま池に架かった橋の上から、骨を咥えた犬が、
    池に映った自分の姿を見て、その骨も欲しいと「ワン!」と吠えたら、
    骨が池の中に沈んできたので、よせばいいのに
    犬に、金の骨と銀の骨を持っていったら、
    価値の分からない犬に、しこたま噛み付かれ、
    おまけに、おしっこまで掛けられたからである。

    さて、10年ぶりに、正直なきこりは、手元に唯一残った鉄の斧を持ち、
    あの日、タダで金と銀の斧を手に入れた池にやってきた。
    そして、池に斧を投げて待っていると、やがて池の水が沸き立ち、盛り上がり始めた。

    「来たぞ、来たぞ!」とほくそえむきこり。
    しかし、次の瞬間、突然、雷鳴が轟きだし、にわかに天が掻き曇る。
    池の精の怒りも頂点に達していたのだ。
    きこりの投げた斧は、運悪く、池の精の頭頂部に突き刺さり、
    形相を変えた池の精が、頭に突き刺さった斧をう指さしながら、ヒクヒクと
    「あなたの落とした斧はこれですか?」ときこりに聞いたのであった・・・・・。

    これは、神様は正しい者には援助するが、不正を働く者には、神様も含め
    罰が下るという寓話です。

    | ドラマ | 18:13 | comments(4) | trackbacks(0) |
    コメント
    この「正義」ついては「大河ドラマ・百鬼行」にて詳しく!!
    | a | 2008/12/16 10:20 PM |
     すんません。著作権に失礼しますた。
     「百鬼夜行」の誤りでした。
     お詫びして、訂正いたすますぅぅぅぅ。
    | a | 2008/12/16 10:23 PM |
    これは、単なるお遊びの文章で
    そんな、深い意味はありません。
    ブラック・ジョークです。
    ろくでもないことばかり考えています。
    | Sasa | 2008/12/17 11:53 AM |
    aさんに煽られ、私も続きを入れました。
    これも、深い意味はありません。
    | Sasa | 2008/12/17 6:39 PM |
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