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空想特撮科学ドラマ「ウルトラ3兄弟」
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    ウルトラの父は、息子達(ウルトラマン、セブン、タロウ)を集めて言った。
    「ここに、光の矢が三本ある。これを折ってみよ。」
    最初にウルトラマンが「シュワッチ!」と掛け声をかけて挑んだが折れなかった。
    次にセブンが「ヘッツ!」と気合を入れたがビクともしなかった。
    父は、「一人の力(ちから)で及ばなくても、兄弟で力を合わせれば出来るのだよ。
    これからも、兄弟仲良く・・・」と言いかけた時、
    タロウがストリウム光線を発射し、難なく三本の矢を切断してしまった。
    呆気に取られる父と兄弟達・・・。
    ウルトラの父の面目は丸つぶれであった。
    その三ヶ月後、ウルトラの父のカラータイマーは
    永遠に点滅することも無くなったのである。

    葬儀の晩、顧問弁護士がやって来て、「お父様の遺言状を預っている。」と告げた。
    ウルトラの母が、兄弟達が見守る中で厳かに開封すると、
    「M78興業(株)の所有株式を長男に、
    現預金は他の兄弟達に相続させる。」というものであった。
    ウルトラマンは「シュワッ〜〜シュワッ〜。」と安堵し、
    そのまま代表取締役に就任することとなった。
    誰しも、これからも「ドル箱ウルトラシリーズ」は安泰だと思った。

    ところが、四ヶ月後に事態は急変したのであった!
    突然、タロウが、第二の新たな遺言状を持って現れたのだ。
    その内容は、「追伸、長男は実はタロウで、ウルトラマンは次男、
    セブンは七番目の子どもだ!」と書いてあった。
    「シュワワワワワワ〜ッ〜!」と驚くウルトラマン。
    「シュワ◎〜♂、シュア∞*☆〜♀ッチ!」と取り乱しながら母に詰問すると、
    母も動揺し、何がなんだか分からないまま「シュア(Sure)ッチ!」と呟いてしまった。
    セブンは何故自分が次男なのにセブンなどという名前なのか?
    タロウという名前は、普通は長男ではないか?
    どうして、毎年のようにゾフィとかメビウスとかぞろぞろと兄弟が増え続けるのだろうか?
    ・・・このシリーズ物の疑惑の一旦が解明されたような気もした。
    又、付け足しでシリーズを続けてきたための矛盾を突いた
    よく考え抜かれたストーリーだと感心さえもした。

    タロウはすかさず、臨時株主総会を開催し、自分が代表取締役に就任すると、
    ウルトラマンを会社から追放した。
    追放されたウルトラマンは、地裁に、第二の遺言書の無効確認を求めて提訴した。
    タロウはタロウでウルトラマンを損害賠償で訴えた。
    正に骨肉の争いになってきたのだが、
    ウルトラマン曰く、「第二の遺言書は、便箋に実印ではなく、拇印を押してある。
    しかし、ウルトラスーツを着て押した拇印は指紋がなく只の丸印である。
    したがって、誰が押したか判らず偽物である。」と主張した。
    そして、M78興業の斜め向かいに、
    新しくM78プロダクションというややこしい名前の店を出したのだ。
    セブンやバルタン星人、レッドキング、ゼットン等、花形のスター怪獣達65匹も、
    それと同時に、先代と共に長年ウルトラシリーズを築き上げたウルトラマンを慕い、
    退社して新会社に移籍してしまった。

    誰もいなくなり困り果てたタロウは、ハローワークに求獣募集を出したが、
    大巨獣ガッパや宇宙怪獣ギララにキャプテンウルトラ等、
    程度の低い怪獣しか集められなかった。
    おまけに、リクルートとして採用を内定していたはずの
    ゲハラにまで辞退されてしまったのである。
    しかも、ウルトラマン側には、今回の新聞報道で内紛を知って同情したという、
    怪獣映画の金字塔!平成ガメラや初代ゴジラまでもが、
    社外相談役として就任してしまったのだ。

    そこへ、決定打とも言うべきニュースが飛び込んできた。
    最高裁で、遺言状は贋物(にせもの)と認定、
    損害賠償の訴えは却下とのこと。
    天国から地獄へと突き落とされたタロウは「反省します。」と言って、
    あの大きな角を落とし(つまり、頭を丸めて)
    いつの間にか光の国から姿を消してしまったのだ・・ったとさ・・・・・完。

    さて、このドラマは、M78星雲での出来事であるが、
    これと同じことが、我々の地球上の身近でも起こっていたらしい。
    先日の朝刊を読むと、長男は贋物(にせもの)の遺言書を元に、
    老舗鞄店を乗っ取り、損害賠償請求訴訟を起こしたが、
    訴えが却下されたと報じられていた。
    正に空想特撮ドラマのようなことが、この日常にも起こっているのです。
    石坂浩二さんのナレーションの世界のようです。
    「これから30分、あなたの目はあなたの体を離れて、
    この不思議な時間の中に入っていくのです・・・。」
    ギギギ・ギッ〜♪


    | ドラマ | 16:56 | comments(1) | trackbacks(0) |
    二級河川ドラマ「天・地・人・そして風」
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      〜天の巻〜

      西の空から、奥羽(東北)地方に「火の玉」が降ってくるという。
      お隣の国、イムジン河の北を縄張りとする親分が、
      (自分を将軍様と手下達に呼ばせている。)
      ニセ札と麻薬の密売だけでは、一家を支えられなくなり、
      次は恐喝という、新たな手段に打って出たのだ。
      しかも、相手は海の向こうなので、ドスではなく
      火薬を使った飛び道具を作らせたのです。
      将軍様「撃ってまえ!」手下達「ははぁ〜!」
      将軍様「殺(や)ってまえ!」手下達「ははぁ〜!」
      この噂が、上空から偵察中の隠密を通じて、我が国にもたらされると
      「お空から、天坊殿が降ってくる!」と(テポドンと発音する。)
      多数の瓦版が乱れ飛び、奥羽地方は大変な騒ぎとなった。
      時を同じくして、安全な江戸城の中では、
      日本の将軍様を囲んで、評定が開かれていた。
      手下達「黒船にお願いしてはいかがでござる?」将軍様「あっ、そう。」
      お友達「あの〜、フゥウ〜、オバ・・オバ・・
      オバさんとオジさんには、低額給付金・・・
      侍には、しこたま戦費を・・・。」
      将軍様「あっ、そう。」
      かくして呆気ないほどに、評定は決まり終った。

      〜地の巻〜

      しかし奥羽地方の悲劇は、それだけでは収まらなかった。
      加賀藩において、いたるところに、地雷を埋め尽くし、
      爆死者多数を出し、壊滅状態にした上に、酒まで舐め尽し、
      人々に歩く災難と恐れられている。あのおばさんが、
      なぜか、奥羽地方へ向けて移動を開始したというのだ。
      奥羽地方よ!天と地からも見放されたというのか・・!

      〜人の巻〜

      人材とは人財なり・・。
      その頃、加賀藩ではお殿様の命で、新たに地雷探索方に、
      優秀な役人を抜擢し、任務にあたらせていた。
      しかも、奥羽出身の相談員のお膝元という陣立てである。
      しかし、しょせんは地方の出城である。
      多額の戦費が回って来る訳でもなく、
      これといってする事も無く、
      毎日、瓦版での情報収集と歓送迎会に明け暮れていたのだった。
      人材とは人災なり・・。
      江戸から進軍した、幕府軍は、
      莫大な戦費をかけてこさえた大筒を空に向けたまま、
      誤探知・誤報を繰返し、
      民の信頼を失うといった失態を演じていた。
      又、奥羽地方の悲劇は、こればかりではなく、
      人をも見放したことである。
      御三家の一つで、次期将軍と目されていた人物が、
      これまた、奥羽地方の西松城の戦いで、流れ矢が当たり、
      討ち死に寸前となった。
      これが敵失なのか、やらせなのかは不明だが、
      将軍様は益々、口をヘの字に曲げ、強気になっていったのであった。
      (つまりは調子をこかしてしまったのである。)

      〜そして風〜

      これから激しく「天・地・人」より吹き荒れるだろう奥羽地方には、
      申し訳なく、そして気の毒だし、心配でたまらないが、
      災難がひと段落した、居酒屋「風子」では、
      団欒のような、そよ風が吹いていた。
      風来坊と用心棒と女子十二楽坊と地雷坊が集い、
      着々と復興に向けて、宴会を重ねていたのであった・・・・。


      | ドラマ | 18:32 | comments(5) | trackbacks(0) |
      世界昔ばなし「金の斧・銀の斧」
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        ある正直なきこりが、斧(おの)を持つ手を滑らせて、
        池に斧を落としてしまいました。
        困り果てていると、池の精が現れ
        「あなたの落とした斧はこれですか?」と金の斧を見せました。
        きこりは「違います。」と言うと、
        「では、これですか?」と銀の斧を見せますと、
        きこりは「それも違います。」と言いました。
        「では、これですか?」と池の精は、きこりが落とした斧を見せました。
        「ハイ、それです。」ときこりが言うと、
        池の精は、きこりの正直なのに感心して、
        三本すべてを、そのきこりに与えました。
        それを聞いた欲張りなきこりが、真似をして、わざと手を滑らせて
        池に斧を投げて待っていると、池の精が現れ
        「あなたの落とした斧はこれですか?」と金の斧を見せました。
        きこりは「ハイ、それです。」と言うと、
        池の精は、きこりの欲張りなのに呆れて、
        何も返してはくれず、欲張りなきこりは自分の斧も無くしてしまうことになりました。

        神様は正しい者には援助するが、不正を働く者には罰を与えるという寓話です。
        この続編を作りました。それから10年後のお話です。

        欲張りなきこりは、商売道具を無くしたので、
        きこりを廃業し、毎日ブラブラしていたが、
        たまたまイケメンだったことが幸いし、街でスカウトされ、
        道具のいらない役者になって成功するが、
        数年後に大麻で捕まり、仕事を干されたので
        毎日電話で「me、me、(俺々・・・外国なので)」と喋る商売に転進し、
        再び逮捕されたのだった。

        さて池の精の生活も一変していた。
        気前よく、持ち主の斧の外に、金と銀の斧を大盤振る舞いしたツケが回り、
        池の精の家は、経営が傾き、落ちぶれ果てていた。
        不正を働く者は許さない等と格好いいことを言いながら、
        その実、他人の持ち物の鉄の斧を、返しもしないで隠匿し、
        貯めては、鉄クズ業者に転売していたが、これにも限度があった。
        何しろ、事前のシュミレーションで鉄の斧の回収率が1万本の時、
        正直者は1/1万人のはずが、世の中案外、正直者が多かったのである。
        5千人に一人正直者が出てくると、採算割れなのに、間の悪い時は、
        3〜4人立て続けに、正直者が現れ、このビジネスは最早、破綻寸前だった。

        そして、例の正直なきこりの生活はもっと一変していた。
        何の苦労もせず、何の働きもしていないのに、
        いきなり金銀をタダで手に入れたからです。
        すぐさま先ず、金の斧を売っ払らい、
        豪華温泉付リゾート・マンションに移り住み、
        ポルシェを乗り回し、朝からドンペリを飲み、
        夜は三ツ星レストランでお食事をするというセレブになった。
        またたくまに、お金も使い果たしたが、
        ツイテいる時は、とことんツイテいるものである。
        今度は銀の斧を売っ払らったお金で、先物投資をしたら、
        これが又、大当たりをして、日々何もしないで食べて飲んで、
        メタボ記録の更新をし、やがて糖尿病になっていた。
        しかし、とうとうそのお金も使い果たす時がやってきたが、
        この正直なきこりには奥の手があったのだ。

        その頃、池の精は不機嫌であった。
        たまたま池に架かった橋の上から、骨を咥えた犬が、
        池に映った自分の姿を見て、その骨も欲しいと「ワン!」と吠えたら、
        骨が池の中に沈んできたので、よせばいいのに
        犬に、金の骨と銀の骨を持っていったら、
        価値の分からない犬に、しこたま噛み付かれ、
        おまけに、おしっこまで掛けられたからである。

        さて、10年ぶりに、正直なきこりは、手元に唯一残った鉄の斧を持ち、
        あの日、タダで金と銀の斧を手に入れた池にやってきた。
        そして、池に斧を投げて待っていると、やがて池の水が沸き立ち、盛り上がり始めた。

        「来たぞ、来たぞ!」とほくそえむきこり。
        しかし、次の瞬間、突然、雷鳴が轟きだし、にわかに天が掻き曇る。
        池の精の怒りも頂点に達していたのだ。
        きこりの投げた斧は、運悪く、池の精の頭頂部に突き刺さり、
        形相を変えた池の精が、頭に突き刺さった斧をう指さしながら、ヒクヒクと
        「あなたの落とした斧はこれですか?」ときこりに聞いたのであった・・・・・。

        これは、神様は正しい者には援助するが、不正を働く者には、神様も含め
        罰が下るという寓話です。

        | ドラマ | 18:13 | comments(4) | trackbacks(0) |
        大河ドラマ「百鬼夜行(ひゃっきやこう)」
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          いつの頃からか、夜な夜な、鬼達が街を徘徊しているという・・・・・。

          さて、長屋を取り壊され、立ち退きを迫られた、お父っつあんは、
          その後行方が知れず、
          御用に出たまま寝てしまい、帰らなかった役人は、
          下戸のため、頂いても長年貯めておくだけだった大量の麦酒券で、
          何とか首の皮が1枚つながり、
          赤ヒゲ先生は、代官の「権力の何たるか」でいったん罷免されたが、
          他に変わる人物がいないとの理由で又、再雇用されたらしい・・・。

          ここは街はずれにある、ともよ姐さんの「癒し風居酒屋」
          「たまには、風子以外の店にも顔を出すか」と役人が戸を開ける。
          すると、先客に、あの町娘がいて、手に持ったチューブをくるくると巻いて遊んでいた。
          《解説、管(くだ)を巻いていた。》
          癒されに来たはずの役人は、すぐ回れ右をしてそっと店を出ようとしたが、
          「あら〜、お役人さん、いらっしゃい〜!」と町娘に見つかってしまい、
          恥ずかしいが又、回れ右をして(単に一周しただけである。)
          席に着き、形勢をばん回しようと少々格好をつけ、「いつものやつ」と注文した。
          優しい、ともよ姐さんは、笑いながら「牛乳?番茶?甲羅?」と尋ね、
          固化甲羅に、サービスで真ん丸い氷を入れて出してくれたのだった。
          (二度とお目にかかれない、例の南極の氷では無かったが・・・)
          癒されるなぁ〜とホッと一息つく間もなく、横から町娘が管(くだ)を甲羅に入れ、
          ちゅーちゅーと勝手に吸い始めるという、ちょっかいを出し始めた、その時、

          突然、ガラリと戸が開き、赤ヒゲ先生が入って来た。
          「重体の患者だ!ここを借りるぞ、早く入れてくれ!」と後ろに向かって叫んだ。
          間もなく、先生の後ろから、一人の男が背中に、
          ゴホンゴホンと何処かで聞き覚えのある声の持ち主を背負って入って来た。
          「おっ!これは本庄ノ助ではないか?」と役人が言うと
          「おっ!これは!」とその男も驚いた様子で応じた。
          それを聞いた町娘が「知り合い?」と尋ねると、役人が同僚だと言う。
          「この人も、お役人さんなの?」と町娘が不思議そうにその男の頭を見た。
          この男、役人のくせに、諸般の深〜い事情のために、チョンマゲが無かったのである。
          「そこに、降ろしてくれ」と赤ヒゲ先生のいうままに、
          男は背負ってきた年寄りを降ろすと、一同それを見て驚いた。
          「お父っつあんじゃないか!!」

          「ウム、わしも驚いた。この男の話だと、お父っつあんは帳簿付けがうまいらしく、
          あれから勘定方の出先で住込みで働いていたらしい。」と赤ヒゲ先生。
          本庄ノ助が続けた「本日、評定委員会の席に、学問所の根堀葉堀先生が来て、
          お父っつあんも呼ばれたのだが・・・・」
          赤ヒゲ先生が続ける「どうやらその席で、根も葉も無いことで、根ほられた上に葉ほられたらしい。」
          「ひぇえ〜え〜!!根ほられた上に葉ほられた〜!!!」一同は恐怖におののいた。
          《解説、意味不明だが日本語です。》
          「わしも一度、根ほられたことがあるが、立ち直るのに相当時間がかかった。」と赤ヒゲ先生。
          「私も葉ほられましたが、いまだに後遺症が残っています。根ほられた上に葉ほられたとなると・・・」
          「ウム、まず助かるまい・・・」と赤ヒゲ先生が告げた。
          「何とかならないの・・・」と町娘、先生は例の往診箱をガサゴソとかき回す。
          「やったー!特効薬!」「いや、違う」
          先生は、箱からスプーンを取り出すと、お父っつあんの上にポイと置いた。
          《解説、さじを投げた。》

          一同の切替は早く、お父っつあんの葬儀の段取りを肴に、飲み直すことにし、
          (まだ、死んではいない!)
          伏見川に流すか、焼酎かけて燃やすか、ミイラにするかで議論している時に、
          ともよ姐さんが、お父っつあんにお酒をお供えし始めた。
          (まだ、死んでいないっちゅう〜に!)
          すると、急にゴホンゴホンと言いながら、お父っつあんは目を開け、
          突如、蘇(よみが)えったかと思うと、お供えのお酒を一気にゴクゴクと飲み干してしまったのだ。
          「あ〜、癒された!これで生き返った!」と言うお父っつあん。
          一同は、ともよ姐さんの癒しパワーの凄まじさに圧倒され、言葉も無かった。
          「これは凄い、信じられん!」と赤ヒゲ先生が絞り出すようにつぶやく
          「癒しに勝るものは無しだ!」とようやく皆が、口々に言い合うのを横目に
          「あら、いいお月さん。」と、どこ吹く風の姐さんが戸を開け空を見上げた。

          どれどれと皆、酒を片手に外に出て月を眺めると、
          正に、仲秋の名月!しかし
          「あれ〜、お月さんが二つ出ている?」と町娘
          《解説、お月さん1個×酔払いの目=お月さん2個に見える。》
          そこへすぐ向いに建っている、高層長屋の欄干から、町娘の子ども二人が
          「お母ぁ〜ん。」と町娘に手を振ってきた。
          「あれ〜、うちの子が4人もいる?」と町娘
          《解説、双子×酔払いの目=四つ子に見える。》
          「あれ〜、本庄ノ助平さんは?」
          《解説、正しくは本庄ノ助である。》
          「所用で”馬っ粕”とやらに行くと言って、先に出たようです。」と
          役人が言いにくそうに答える。(何故だ?)
          せっかくのいい月が出ているので、お父っつあんの快気祝いをかねて、
          月見酒と洒落込もうと、盛り上がりだした、その時、
          突然、雷鳴が轟きだし、にわかに天が掻き曇り、お月さんがフイに消えてしまった。
          町娘はフと思い出した。今日は、仕事人の任務があったのだ。
          ともよ姐さんに、ベッタリくっついて離れないお父っつあんと、
          道端に、自分の寝る場所を作り始めた役人を置いて、
          町娘は果し合いの場所へと、急いだ。

          その頃、ひと足先に、妖怪退治にきた仕事人の団長が、
          角(つの)を生やして重箱と箸を持ったおばさんと対峙していた。
          「あんたなんか、首よ!」「お前の方こそ首だ!」と互いに一歩も譲らずにいたが、
          おばさんは突風が吹き始めたその中、重箱の隅から
          「内部の根も葉も奮発文書」を箸で突っつきながら繰り出し始めた。
          団長は巧みにかわしていたが、
          そこへ突如、自称代官所の役人と称する男が、
          この果し合いの公正な立会人になってやろうと、割って入ってきたのだ。
          団長はいい迷惑だと思いながらも、再び、対決が始まると、
          この立会人「中立、中立・・・」と謎の呪文を唱えながら、
          団長の後ろから、石を投げつけ始めたのだった・・・・。

          さて、足元に、「保健所が犬を処分したのは、厚生省と応援団のせいだ。」等と書かれた、
          文書が散乱している中、ようやくたどり着き始めた仕事人の仲間達は、
          しかし、とても怖いので、遠巻きにして、その文書の間違い捜しに熱中する者、
          野次る者、石を投げ始める者、さては酒を浴びる者と
          それぞれが、鬼気迫るような大活躍を始めだしたのだが・・・・

          折りしもその時、近くにあった一時預かりの託児所の中では、
          何やら、外が騒がしく、目が覚めてしまった子ども達が、
          外の様子が気になり、窓を細めた隙間から、次々とその異様な光景を目撃していた。
          そして「怖いよう〜!鬼がいっぱい暴れているよう〜!」と口々に訴え、
          大泣きし始めたのだった・・・・・。

          いつの頃からか、夜な夜な、鬼達が街を徘徊しているという・・・・・。

          これは、7/24と9/13に掲載したブログの続編です。
          またまた内輪の人間にしか分からない、ろくでもない内容になっております。
          謝罪しろというなら、してやろう m(_ _:)mスマン。

          | ドラマ | 17:56 | comments(22) | trackbacks(0) |
          日本昔ばなし「根ほり葉ほりおばさん」
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            与作(よさく)は〜木〜を切る〜。ヘイヘイホー、ヘイヘイホー〜♪。

            むかし、むかしあるところに、与作という名前の木こりがおりました。
            はたらき者の与作は、今日も、焚き木(たきぎ)をかついで帰ってくる。
            女房(にょうぼう)は、それで火をたき、割りばしを作るのでした。

            ひと月に一度、与作は女房がこさえた割りばしを、町に売り歩く。

            「あんた〜!がんばってね。帰りにおもちを買ってきてくださいね!」 
            (市原悦子さんの声で)女房が言う。
            「おもちか〜、オラ〜、ぼたもちが食いてぇ〜だぁ」 
            (常田富士男さんの声で、ゆったりと)与作はつぶやきながら、山を下りて行った。

            町で与作は、いつものとおり売り歩いたが、今日はなぜか、一本も売れなかった。
            それどころか、割りばしを見ると、みんな「こわい!こわい!」と逃げて行くのだ。

            やがて、学問所(がくもんしょ)と書かれた新しいおやしきの前に来ると、
            中から、コロコロと赤いひげの医者が一人ころがり出て来て、
            「根(ね)ほられた〜!」と叫びながら、走って逃げて行った。

            与作がおどろいていると、又
            中から、コロコロと正直そうな役人が一人ころがり出て来て、
            「葉(は)ほられた〜!」と泣きながら、スゴスゴと歩いて行った。

            与作は、おそるおそる、そうっとおやしきの中を、のぞいて見ると、
            そこには、ハッピを着て、一升瓶(いっしょうびん)をかかえた
            おばさんがニコニコと立っていた。
            「ほ〜っと」した与作に、
            「何かご用?」とおばさんが言うので、
            「オラ〜、割りばしを売りに来ただ。買うてください。」
            与作がそう言った、とたんに、
            みるみるうちに、おばさんの頭から角(つの)が、生え出し
            「そんなんだから、あんたは、NあんてPうあなOまえたちなのよ!!」と
            烈火(れっか)のごとく叱りつけられ、いつのまにかコロコロと道端(みちばた)に
            ころがり出されていたのだった。

            どうやら、割りばしは、環境破壊(かんきょうはかい)だ
            Myはし(まいはし)をつかえと叱られたみたいだが、
            昔ばなしの中で暮らす与作には、ちんぷんかんぷんだった。
            与作は「おっかない!おっかない!」と、ふるえながら、
            女房の待つ、お山にトボトボと帰って行ったとさ。

            お空で、カラスが「あほー、あほー」と鳴きながら、飛んで行ったその頃、

            おばさんは、「誰ものぞかないで」と言って、障子(しょうじ)を閉めて
            大きなツヅラを開けると、中から小さなツヅラを取り出し、
            小さなツヅラを開けると、今度は玉て箱を取り出し、
            その玉て箱を開けると、中から重箱(じゅうばこ)を取り出して、
            自分のおはしで、いつまでも、隅(すみ)をつっついていたのであったそうな・・・。

            トントントンー、トントントンー〜♪。(与作のメロディ)
            機(はた)をおる音ではなく、重箱をつっつく音です。

            お断り
            「根ほり葉ほりおばさん」はAokai氏が考案した、あくまでも想像上の生き物です。
            地球上には、こんな生物は実在いたしません。

            | ドラマ | 18:01 | comments(3) | trackbacks(0) |
            大河ドラマ「外伝」
            0

              前回のブログに頂いたコメントの続きを、本文にしてみました。
              内輪の人間にしか、分かりません。相スミマセン。

              ある晩のこと、赤ヒゲ先生(配役:aokai)が、代官屋敷に呼ばれ、夜道を急いでいた。
              やがて、労貧(Working Poor)長屋に差し掛かったところ、
              町娘(配役:LEE)が一人、道端にしゃがみ込んでいた。
              「どうしたのだ?」と赤ヒゲ先生。
              町娘が「はい、持病の癪(しゃく)が・・・、痛っつっつっ〜。」
              「それは、いかん、どれ・・・、ウ〜ム、
              わしの診立てでは、肝臓がひどく肥大して腫上がっているようだ。」
              「ともあれ、すぐそこに、わしの知り合いの住まいがある。ひとまずそこへ。」

              ここは労貧長屋のお父っつあんの家。そこにドンドンドン!と戸をたたく音がする。
              「わしだ!」と赤ヒゲ先生が、町娘を抱えて、(いえ、引きずってです。)入ってくる。
              お父っつあん(配役:Sasa)が「ゴホン、ゴホン、先生どうしました?、娘は今、仕事
              (神戸ポートアイランドのバーミヤンでバイト)でおりませんが、ゴホン、ゴホン。」
              お父っつあんが続ける。「ゴホン、ゴホン、お薬代は、もう少し・・・その・・・。」
              「勘違いするな!通りすがりに、この娘が苦しんでおったのだ!ここを借りるぞ。」
              先生は町娘を横たえ、「金沢市子ども会」と書かれた提灯
              (どうやら先月、隠匿したらしい)を置くと、
              ガサゴソと往診箱の中から取り出した液体を、茶碗に注ぎ始めた。
              そして「良薬は口に苦し、されど百薬の長。」と意味不明なことを言いながら、
              この町娘に飲ませたのであった。効果はてき面で、
              たちどころに「あら、おいしい!けろっと直ったみたい。」と町娘、
              「そうだろう、秋田から送らせた純米大吟醸酒だ。これに優る薬はない!!」
              「ゴホン、ゴホン先生、私にもお薬をひとつ・・・」と、よだれを垂らしながら、
              横でお父っつあんが、お茶碗を前に「待て」をしている。
              赤ヒゲ先生が、お父っつあんの茶碗にも注ぎ、暫くして「よし!」と言うと、
              お父っつあんは尻尾を振り振り、すぐさま、ゴクゴクと飲み干した。
              たちどころに「うん、うまい!こっちも、けろっと直ったみたいだ。」と言う。
              これに味を占め「もう一杯、もう一杯!」と町娘とお父っつあんが、意地汚くねだり始めたので、
              心優しい赤ヒゲ先生は、「しかたがない、わしも付き合うか。」と皆で車座になった。

              そこへ、突然、ガラリと戸が開き、「拙者、加賀藩・駅西詰所のものだが、
              この度、土木工事の都合で、この長屋を取り壊すことにあいなった。
              ついては、立ち退きの説明にまいったのだが・・・」
              と一人の役人(配役:Sinoma)がすまなそうに入ってきた。
              「おっ!お主は・・・」と赤ヒゲ先生。「これは、これは、赤ヒゲ先生。」二人は顔見知りらしい。
              「どうだ、昇進試験の方は?」と先生が尋ねる。
              「それが、採用・昇進には、多額の「全国共通商品券」が必要らしく、今回も・・・」
              「そうか、まあ、くよくよするな、これは、気付け薬だ。」と役人にも勧めた。
              素直な役人は、言われるままに、一口舐めると、
              仕事で来たことも忘れ、お父っつあんの家で、かってに寝る場所を作り出し、
              横になると、グ〜グ〜と寝てしまった。
              赤ヒゲ先生があっけに取られていると、今度はお父っつあんが、
              床下から何か大切そうに壷を取り出し、皆に振舞い始めた。
              一口、口に含むと「これは、自家製の密造酒ではないか!」と赤ヒゲ先生。
              お父っつあんは、ニコニコと頷き、自分も手酌でやり始めた。
              手に持った壷に貼られた紙片には、「ココロ・・・の旅」と銘が打ってあった。

              所変わって、ここは、「黒田腹蔵(くろだ・ふくぞう)邸」と掲げられた代官の屋敷。
              (やっと代官にも名前を付けました。)
              「グシュン、グシュン、遅い、遅いではないか!赤ヒゲはまだ来ぬのか!グシュン!」
              代官はこのところ、巷での黒い噂話による、悪質なクシャミに取り付かれ、
              赤ヒゲ先生の往診を待っていたのだ。
              その時、バタバタと家来が「お奉行様、夕刻より、加賀藩から出向中の役人が一人、
              御用に出たまま、いつまでも帰って来ませんが。」と告げに来た。
              それを聞き、あきれ激怒した代官は「どいつも、こいつも、勝手なことを、グシュン。」
              「もう待てぬ!あやつらに権力の何たるかを思い知らせてくれるわ!グシュン、グシュン。」
              と家来に向って当り散らし始めた。

              その頃、長屋では、百薬の長にて蘇生した町娘が、酒を体で浴び、
              お父っつあんは煙管(キセル)でハイライトを吹かし、
              赤ヒゲ先生は代官の呼び出しをすっかり忘れ、
              役人はグ〜グ〜と寝入ったままに、
              「からくり鉄人28号」がどうとか、
              「ボラは、本ボラがうまい。」とか「ズボラも捨てがたい。」とか
              ろくでもない話を延々と繰りひろげていたのであった。 続く・・・

              To be continued!予告はコメント欄に・・・・・・・

              | ドラマ | 18:57 | comments(11) | trackbacks(0) |
              大河ドラマ「土用の丑」
              0

                くだんの代官ものです。再々登場です。

                その頃、超高級老舗料亭の一室に、
                代官と廻船問屋と女将(おかみ)が揃って座っていた。
                部屋の中央には、大きなタライが置かれ、丸々とした鰻(ウナギ)が泳いでいる。
                「手前どもが、お奉行様のために、四万十川から取り寄せました鰻でございます!」
                廻船問屋が自慢げに言う。
                「ほう、さすがは、廻船問屋、気が利くではないか。」
                代官はそう言いながらも、少し意地悪く、ニヤリと、
                「まさか、産地偽装は、やっておるまいな?」
                廻船問屋も、手馴れたもので、
                「滅相もございません。いつもの、素性の分からぬ鰻と違い、
                混ざっても、すぐに分かるように、印を付けてあります。」
                「何?印とな?」代官が目を良く凝らしてみると、
                確かに頭に小さな文字で”国産”と刺青がしてあった。
                「フ〜ム、なるほど。産地証明というやつか。」
                「さあさあ、女将、早速、支度をしてくれ。」と廻船問屋が言う。
                女将は、かしこまりましたと板前にタライを運んで行かせた。
                代官と廻船問屋が、女将に酒を注がれながら、しばし待っていると、
                やがて美味しそうな臭いと共に、調理された鰻が運ばれてきた。
                「どれ。」と早速、代官が箸をのばす。「ウ〜ム、うまい!四万十じゃ!天然じゃ!」
                「さすがはお奉行様、舌がメタ・・、いや肥えてらっしゃいますなあ。」と廻船問屋。

                そこへ「はて?」と代官が、不思議そうに箸でつまんだ鰻を見ている。
                「どうかなさいましたか?」と廻船問屋。
                「この鰻には、薄っすらと”歯型”が付いておるではないか!」
                「さては、わしに、使い回しをしおったな!」
                「女将!、板前をここに呼べ!」代官は、すごい剣幕で、怒鳴った。

                震え上がる女将と板前を前に、代官は脇差に手をのばす。
                慌てた女将は「とんでもありません!
                下座の部屋のお客にしか、回しは致しておりません。」と断言した。
                板前は、恐怖で「★◎〜♂、∞*☆●〜♀です。」と何を言っているのか分からない。
                「超高級料理とは、看板に偽りか?返答せぬか!」太刀を板前に向けると、
                この女将、そばで、なにやらブツブツと言っている。
                横でブツブツ「超高級お料理とはお値段です、と言え。」
                ブツブツ「頭が真っ白になった、と言え。」
                ブツブツ「使い回しではなく、手付かずのお料理、と言え。」
                ブツブツ、ブツブツ。

                見かねた廻船問屋が、「まあまあ、お奉行様!
                今度、南蛮より大量の安い”うどん粉”が手に入りまして。」
                「何?、”うどん粉”とな?、密貿易か?」
                廻船問屋が代官にひそひそと耳打ちする。
                「そこでです、そのうどん粉で、この者どもに、
                ”超高級手打ち讃岐うどん”を作らせ、卸し売り致そうかと思っております。」
                代官の手がピタリと止まった。廻船問屋が続けて言う。
                「分け前は、お奉行様5割、手前ども3割、残りは、この者どもに与えるということで、
                いかがでございましょうか?」
                「フ〜ム、こやつらの老舗の屋号が必要なのだな。よし分かった!」
                「お前達、この場で手打ちに致そうかと思ったが、今の話で手打ちと致そうぞ!」
                手打ちうどんに引っ掛けた、代官の超ヘタクソ〜な”親父ギャグ”に、座は一気に和んだ。
                パチパチパチ!「うまい!、さすが、お奉行様!」
                「お品書きは
                ”超高級・純国産・遺伝子組換無し・無農薬に有機に新鮮・賞味無期限・
                これでもか老舗の味・本場手打ち讃岐うどん”
                と致しましょう。」と廻船問屋。
                代官が「いかにも、売れそうな名前じゃ!。お主も、相当の悪よのう〜。」と決めゼリフを言うと、
                廻船問屋が「お奉行様も、相当なもので。」と答え
                二人、顔を見合わせ、腹の底から、思わず「グワッハッハッ・・・」と高笑いを始めた。

                しかし、この女将だけは、ひたすら平伏したままで、いつまでもブツブツ
                ブツブツ「私は悪くない、従業員が悪いんだ・・・。」
                ブツブツ「やれと言ったけど、やったのは板前だ・・・。」
                ブツブツブツブツと言い続けたそうな・・・。

                | ドラマ | 17:16 | comments(4) | trackbacks(0) |
                大河ドラマ「タクシー・チケット」
                0

                  先日の代官が、又出演したいと言うので、再び登場です。

                  ある日、労貧長屋の一角、「ゴホン、ゴホン・・・。」と咳き込む音。
                  そこへ、赤いヒゲを蓄えた医者がやってきて、
                  「あんた、養生所へ来た役人の話では、
                  ここんところ、健保年貢を納めていないそうじゃないか!
                  まずいぞ!、診療手形を取り上げられたら全額自己負担で、
                  わしも、そうそう面倒みてはやれんことになる。」
                  赤ヒゲ先生は、先日お取りつぶしになった訪問介護の「虚無寸」に替わり、
                  体の不自由な人のために、たびたび往診に来ていたのだ。
                  「もうそろそろ、年金も貰える年だろう、わしが役人に待ってもらうから、
                  入ったら、少しは納めるということでどうだ。」と赤ヒゲ先生。
                  「それが、この間、飛脚が届けてきた「年金特別便」には、納めたはずの
                  年金年貢が書いてなかったので、お父っつあんに替わって番所に行ったけど
                  書付も何もないからダメだって。」と横から心配そうに娘が訴える。
                  「ウ〜ム・・・。」と腕組みをし、ため息をつきながら帰る赤ヒゲ先生。
                  やがて、高くなった油も買えずに、暗くなったままの部屋で
                  「お父っつあん、お粥ができたよ。」と娘の声。
                  又、咳き込みながらも涙と鼻水を、ズルッとすすりながら、
                  「いつも、いつも、スマナイねぇ・・・。」と、お父っつあんが言う。

                  厚生労働奉行屋敷に代官と、隠居特殊組合の年寄りと、口利き屋がいた。
                  「まずいぞ!、目安箱に投書があったようだ。番所の役人が、毎晩
                  駕籠(かご)に乗って帰っておるのが、上様に知られたようだ。」
                  「その上、酒や金のもてなしのことも書いてあったらしい。」
                  「いいか!2ヶ月だけだ。ほとぼりが冷めるまで中止じゃ。」と代官。
                  「秋葉村の辻斬りの件では、手前どもも、真っ黒く痛い腹を探られました。」
                  「しかも、訪問介護は、まったく旨味も無くなりました。」と口利き屋。
                  「介護や養生所相手では、最早ダメだ!あれは切捨てじゃ。
                  口利きは、屋号を替えれば良かろう。」
                  「奉行所のために、これまで尽くしてやったのに、面白く無いわい!」
                  と代官が杯を投げ捨てた。(民のためにと言えない処が、素直でとっても良い。)
                  「まあまあ、お奉行がお役目を終えられたら、私どもが面倒見させて頂きますから。」
                  と隠居特殊組合が言い、新しい杯に酒を注いだ。
                  「これは、これは、OB殿、つい取り乱し致した。何分、天下る際は良しなに。」
                  「是非、入札の折は、随意で手前どもに・・・」と代官と口利き屋が交互に言う。
                  一同、顔を見合わせ、気を取り直したのか、思わず「グッフッフッフ・・・」と忍び笑いをする・・・。

                  注:この大河ドラマはフィクションです。特定の団体、個人とは一切関係ありません。
                  又、いつまで経ってもダラダラと、水戸黄門も桃太郎侍も一揆も何も起こりません。

                  | ドラマ | 10:16 | comments(3) | trackbacks(0) |
                  イカスミだ!
                  0

                    韓国語ではありません。イカを触ったので、軍手が真っ黒になりました。
                    左の”きっちゃない”船はイカ釣り船です。家の奥さんのお父さんの船です。
                    昨年の10月に能登に帰る途中に金沢港に寄った時の写真です。
                    船は小さくて、きっちゃないけど、GPS、魚群探知、レーダーに無線、
                    リモート操縦、高照度集魚灯、全自動のイカ釣り機械とハイテクの塊です。
                    能登の内浦は、全国有数のイカ釣りの基地があります。
                    昔は、イカは沢山とれましたが、今はあまり良くありません。
                    その結果、船は、少しでも漁獲量を上げるためハイテク化しました。
                    周辺に10隻の船がいたとしたら、イカは1番明るい船で沢山釣れます。
                    そのため絶えず、照度を上げるための改良や、工夫をしています。
                    先日、全国の小型イカ釣り船が一斉休業していました。
                    油の値段が高騰・急騰していることへの、抗議だそうです・・・。

                    その晩、石油元売屋敷に、代官と油問屋と貸金屋が集まり祝杯をあげていた。
                    「おかげさまで、今年もたいそう儲けさせて頂いております。」と油問屋。
                    「春先は、油年貢がしばらく入らなくなり、どうなることかと心配したが、
                    又、利権が戻って、ほっとしているわい。」と代官。
                    「お奉行様のために、特別に取り寄せた、新鮮なイカのお刺身でございます。」と
                    貸金屋が言う。お刺身の下には、黄金色の輝きが、見える。
                    「魚河岸では、イカは手に入らないそうではないか?」と代官。
                    「いえいえ、南蛮貿易で、何ぼでも手にはいります。」と貸金屋。
                    「この山吹色は、小判ではあるまいな。」と代官。
                    「いえいえ、このご時世、小判は役に立ちません。これは油金でございます。」
                    「油金とな?」「ハイ、あちらの言葉では、オイル・マネーと呼んでおります。」
                    ここで油問屋がすかさず「さあさあ、もう一杯」とお銚子を差し出し、
                    「懐も、”ココロも満タンに〜♪”で、ございますなあ〜。」と言うと
                    代官が「お主達も、相当の悪よのう〜。」と決めゼリフを言い、
                    一同、顔を見合わせ、腹の底から、思わず「グワハッハッ・・・」と高笑いをする・・・。

                    まあ、こんなところだろうと思うよ。良〜く分かんないけどぉお・・・。

                    | ドラマ | 18:34 | comments(4) | trackbacks(0) |
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