Sasa

本当にあった怖い話 4
0

    東京で、一人暮らしをしていた時の話です。
    初めて入ったアパートは、6畳に小さな台所とトイレが着いていて
    2階立ての4世帯という小さなアパートでした。
    1階に女性と男性がそれぞれ一人づつ入居していて、
    2階には、私と大家のばあさんが入っていた。
    この大家のばあさんというのが、月の内に2〜3日しか居らず、
    家賃を集金すると、いつもすぐに居なくなる。
    下の階は、いつも真っ暗で、物音一つせず、
    居るはずの男性は、私がここに住んでいる間、
    一回もお目にかかったことがなかった。
    大屋のばあさんに、「おばさんの下、空き家ですか?」と聞くと
    決まって「いいえ、いますよ。」と言うのだった。
    下の階の女性(おばさん・・・前髪が長く、まともに顔を見たことが無かった)には、
    めったにではあるが、朝、顔を合わすことがあり
    「お早うございます。」と言うと、いつもうつむいたまま軽く会釈をして通り過ぎる。
    静かといえば、静か過ぎる環境ではあった・・・。

    ある日、同郷の友人と久しぶりに会い、
    アパートの近くの飲み屋で痛飲したあげく、まだ飲み足りないので、
    コンビ二(東京では30年以上も前からセブン・イレブンがあった)で
    酒を買い、私の部屋で飲み直すことにした。
    帰ってくると、いつもの通り真っ暗なアパートの階段を、落ちないように昇り
    部屋に入って灯りを点けると、二人でさっそく二次会を始めた。

    話はつきず、盛り上がりだしたその時・・・・
    急に、我々が座っている場所の、直下から、突然!
    “ドドドド・ド〜ン”と突き動かされるような大きな衝撃が走ったのだ!。
    びっくりして、二人息を潜めていると、
    静かなままで何事も起こらない・・。今のは何だったんだろうか?・・と
    不思議に思いながらも、酔っているので、
    又、話の続きを始めたら、又又、“ドドドド・ド〜ン”と
    突き動かされるような大きな衝撃が・・・
    さすがに気味が悪くなり、立ち上がり、
    じっとしているが何事もない。
    今のはポルターガイストだろうか?
    又、話を始めると、正確にその場所を“ドドドド・ド〜ン”。

    ようやく、事、此処にいたって状況が飲み込め始めた。
    下の階に住み着いている、あの「おば・・おば・・、おばけ」ではなく、おばさんが
    箒(ほうき)の枝で、「やかましい!」と無言で天井を突っついているのだ!

    それにしても、その正確さたるや、超常現象の域に達していた。
    我々がいくら静かにズッても、瞬間移動しても、二手に分かれようとも、
    ユリ・ゲラーのごとく正確無比にその場所を突いてくる。
    殺虫剤を吹き付けられた、ゴキブリか、カフカの虫のように
    我々は追い詰められ、「こわいよ〜!おそろしいよ〜!」と
    言いながらも眠りこけ、やがて朝を迎えることとなった。

    翌朝、昨晩の恐怖と二日酔いで頭がボーとしたまま、
    二人、出勤のため階段を降りて行くと、
    あの、おばさんが・・・・
    私が「あっ!お早うございます。昨日は・・・」と言うと、
    おばさんは、何事も無かったかのごとく
    いつものように、うつむいたまま会釈をして通り過ぎて行った。
    ヒュ〜ル〜♪〜〜

    以後、友人達が私の部屋に立ち寄ることは無くなった・・・。
    箒(ほうき)おばけ・・・(おばさん、だ〜っちゅうの!)が出るという
    悪い噂が流れたためである。

    注:写真はイメージです。
    こんな感じでしたが、上下4世帯分しかありませんでした。

    | 本当にあった怖い話 | 10:13 | comments(12) | trackbacks(0) |
    本当にあった怖い話 3
    0

      若い時に、与論島に旅行に行ったことがあります。
      水平線に沖縄本島が見える、南の島です。
      友達と二人で、金沢→大阪→鹿児島→与論島と、結構時間も掛かりました。
      エメラルド・グリーンの海に、星の砂。

      着いた次の日、さっそく海岸を散策していると、
      向こうに、トドとマグロとゾウアザラシが打ち上げられていた。
      しかし、しばらく、歩いていると、それらが動き出したのだ。
      海洋生物と誤認したのは東京から来たという女の子の三人組みだった。
      「お前たち、波打ち際に寝そべっていると、間違えられてモリで打たれるぞ!」と
      ノドまで出掛かったけど、ぐっとガマンした。
      その娘たちが、「バナナ・ボートに乗りたいけど、
      5人乗りなので、いっしょに乗らないか?」と誘ってきた。
      OKした我々は、さっそくバナナ・ボートに乗り込み、
      モーター・ボートに引っ張られ沖に出た。
      これって、わざとひっくり返すために走り回るのね。
      途中、何度も転覆させられ、一度は海に投げ出された上から、
      ゾウアザラシが、私の上にズド〜ンと降ってきて、救命胴衣を着けているのに、
      そのまま急激にブクブクと2メートル程、沈められ、本当に死ぬかと思った。

      本当にあった怖い話は、ここからです。
      何日か滞在しての、帰りのことです。
      与論島の空港は、JRの無人駅みたいな感じで、
      発着は、双発のプロペラ機だった。
      搭乗受付には、「計り」が置いてあり、荷物を計量した。
      そして、一人一人に「あなたの体重は何キロ?」と聞くのだ。
      なぜ、そんなことを聞くのかと尋ねると、
      積載可能な重量と、乗客・乗員とその荷物を差し引いた分だけ
      少しでも多く貨物を積んで飛ぶと言う。
      「フ〜ん。」搭乗手続きを終え、後ろを見ると、
      あの、3人組みが、列に着いている。
      興味深々で、何気なくその当りに留まり、私は聞いてしまったのだ・・・。
      「あなたの体重は?」
      トドが「52キロです。」と言う。(嘘をつけ!どう見ても80キロだろうが!)
      マグロが「51キロ」ゾウアザラシが「53キロ」(嘘をつくな!死ぬ思いをしたんだぞ!)
      それを聞いた瞬間に、血の気が引いた。
      こういう具合に、皆が20キロ近くサバ読むとしよう。
      仮に、50人がサバ読めば、やがて1トンもの積載オーバーで飛ぶのだぞ!
      ただでさえ、小さな揺れるプロペラ機なのに、
      「そこの、相撲部屋に置いてあるみたいな「計り」に、一人一人乗せて確認しろ!」と
      ノドまで出掛かったけど、又、ぐ〜っとガマンした。
      鹿児島までの空路は、怖くて生きた心地がしませんでした。

      ところで、プロペラ機というのは、旋回する時に、
      曲がる方向のプロペラを止めるんですね。
      それも、知らなかったので、窓の外を見ていて、プロペラがすうっと止まった時は、
      スチュワーデスさんに、「この人たち60キロも、サバ読んでいます!」と訴えようと思ったが、
      すぐに又、おもむろに回りだしたので、安心して言わなかったけど・・・。
      私は、左の窓側席に座り、三人組みは右側に・・・。
      心なしか、ずっと右側に傾いて飛んでいたような気がする・・・。

      以上、島での楽しい思いを帳消しにする、本当にあった怖い体験談でした。

      注:本文中に現在では、不適切な言葉や表現が使われておりますが、
        体験した当時の社会情勢や、時代背景を考慮し、
        オリジナルな感想を尊重したため、そのままに掲載致しました。
        ・・・ご容赦下さいませ。m(_ _:)m。

      | 本当にあった怖い話 | 11:05 | comments(3) | trackbacks(0) |
      本当にあった怖い話 2
      0

        高校の放送部の合宿で、
        能登島大橋が架かる前の能登島に、行った時の話です。
        宿泊はお寺の本堂でした。

        本読みの合い間には、海で泳いだり潜ったり、釣りをしたりしていました。
        そんなある日の午後、簡単な桟橋のようなところで、先輩と二人、
        足を海に浸けてぼんやりグータラしていた時、
        日差しで熱くなってきたので、一人、海に入り、潜りました。
        3メートル位の深さの場所だったけど、透明度も高く、とてもきれいでした。
        上を見ると先輩の足が浸かっていたので、
        いたずらしようと、そうと浮上して、潜ったまま、
        思いっきり足を掴み、引きずり込もうとした。
        しかし、敵もさるもの、必死で落とされまいと踏ん張っていました。
        息が続かなくなってきたので、海面に顔を出すと、
        何と!、そこには見知らぬ地元のおじさんが、驚いた顔をして座っていた。
        ふと、横をみると、5メートル程向こうに、先輩が、
        こちらに気づかずに、相変わらず、ぼんやりグータラと海を見ていた。
        流されたのだ!
        バツが悪く、おじさんに悪いけど、掴んだ足から手をそっと離し、
        そのまま又、海の中に潜って逃げて来ました。
        後で、先輩が「いつまでも、上がって来ないので心配した。」と言っていました。

        本当にあった怖い話というのは、おじさんのことです。
        何しろ、海で潮風にあたり、のんびりと足を浸けていたところ、
        急に、何かに掴まれて、海に引きずり込まれそうになったのだから・・・。
        おじさん、スミマセンでした。もう二度と、ろくでもないいたずらは致しません。

        注:写真はイメージです。本文とは関係ありません。
          いわゆる、「使いまわし」というやつです。

        | 本当にあった怖い話 | 18:24 | comments(3) | trackbacks(0) |
        本当にあった怖い話
        0

          今から、15〜16年前に県立中央病院で本当にあった話です。

          搬送されてきた赤ちゃんが病気で、母子感染に間違いなかった。
          さっそく、両親に感染経路を問いただすと、
          それぞれが、とても恐ろしい身の上話を始めたのであった。

          その若い両親(金髪と茶髪)が、感染していたのは世にも恐ろしい〜
          あの「梅毒」でした。
          それぞれが深く身に覚えがあり、感染源に関して
          「お前からだ!あんたからだ!」とののしり合いになった。
          もはや、感染というより、伝染状態であったが、
          とにもかくにも、3人が院内で治療を受けることとなった。

          ある夜、消灯後の廊下を、
          懐中電灯を照らしながら巡回中だった看護婦さん
          (家の奥さんです。当時、小児病棟にいた。)が、
          廊下の向こうから、ヒタヒタという足音を聞き、目を凝らすと、
          濡れた髪の毛で、カタカタと石鹸の入った洗面器を抱えた二人の長い影が、
          こちらに近づいてきた。
          「見〜たな〜。」と言われる前に、
          「何をしているんですか?」と問いただしたところ、
          あの金髪と茶髪(以下、うめちゃん夫婦という)は、
          「病院の中を探検していたら、広いお風呂を見つけたので二人で入ってきた。」
          「ひいぇええ〜!」と暗がりに響き渡る看護婦さんの悲鳴!
          それは、当直で拘束され家に帰れない病院職員が、
          次の勤務に入る前の僅かな時間に利用するためのお風呂でした。
          院内感染の可能性ありとのことで、お風呂は即使用中止。
          うめちゃん夫婦は、「二度と病院のお風呂に勝手に入らぬよう。」
          厳重に注意されたのであった。

          それから、しばらくしてのある夜、又消灯後の廊下を、巡回中の看護婦さん。
          廊下の向こうから、ヒタヒタという足音が・・・
          濡れた金髪と茶髪で洗面器を抱えた、うめちゃん夫婦に
          「あれほど、病院のお風呂に勝手に入ったらダメと言ってあったのに!」
          すると「入ってない!」と言う。「え〜、じゃあ、どうして・・・」
          「病院のお風呂はダメだと言われたから、二人で銭湯に行ってきたもん。」
          「ひいぇええ〜!」と又、暗がりに響き渡る看護婦さんの悲鳴!

          ・・・この後、どうなったかは良く聞いていません。
          三人とも、完治したのは間違いなく、その後舞い戻って来たとも聞いていません。
          又、銭湯から、感染者が出たとの新聞報道も読んでいません。
          ただ、それからしばらくは、家では銭湯に行くことが無くなりました。

          これは、本当にあったお話なのです。ヒュ〜ル〜♪〜〜

          | 本当にあった怖い話 | 18:24 | comments(4) | trackbacks(0) |
          CALENDAR
          S M T W T F S
          1234567
          891011121314
          15161718192021
          22232425262728
          2930     
          << September 2019 >>
          SELECTED ENTRIES
          CATEGORIES
          ARCHIVES
          RECENT COMMENT
          モバイル
          qrcode
          LINKS
          PROFILE